【要注意】プラセンタ美容液の落とし穴|化粧品研究者が選び方を徹底解説
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「プラセンタ原液100%」「プラセンタ原液95%配合」──こんな表記に惹かれて、プラセンタ美容液を購入してしまったことはありませんか。
正直に言います。その「100%」、プラセンタエキスが100%という意味ではないんです。
この記事では、現役化粧品研究者・Takaoが処方設計の視点から、プラセンタ美容液に潜むカラクリと、本当に選んでいい製品の見分け方を解説します。
「プラセンタ原液100%」の落とし穴──原料とエキスは別物
化粧品の処方設計をしている立場から言うと、これは業界あるあるです。
まず前提として、「プラセンタエキス」は、動物由来の胎盤から抽出されたエキスのことを指します。天然由来の成分であり、また抽出できる量にも限りがあるため、非常に高価です。そのため、化粧品に使われる「プラセンタ原料」では、原料の時点で、「プラセンタエキス」を「水」で薄めた状態になっているものがほとんどです。
たとえば、次のような原料があったと仮定しましょう。
プラセンタ原料の内訳(例)
水 ・・・・・・・・・・・・・・ 99.8%
プラセンタエキス ・・ 0.1%
その他防腐剤等・・・・0.1%
この原料を美容液の製品に100%使っていたとしても、製品中に含まれるプラセンタエキスそのものはたったの0.1%です。
つまり、「プラセンタ原液100%」とは、「プラセンタエキス100%」ではなく、「プラセンタ原料を100%使っています」という意味に過ぎないんです。その原料のプラセンタエキスの濃度は、各メーカーによってバラバラで、どんな原料を採用しているかによって大きく異なります。
全成分表示を見れば大体の情報はわかる!
「プラセンタ原液100%」と謳っているのに、全成分表示の先頭が「水」になっている製品、見たことありませんか?
それはこの原料のカラクリのせいです。全成分表示は配合量が多い順に記載するルールになっています。
つまり、全成分の先頭に「水」が来ているということは、製品の中で一番多い成分は水、ということ。
実際、「プラセンタエキス」が全成分の先頭に来ている製品は、市場でも極めて珍しいです。
化粧品研究者が教える、プラセンタ美容液の本当の見分け方
① 全成分表示の「先頭」を見る
プラセンタエキスを本当に高濃度で配合した製品は、全成分表示の先頭または上位に「プラセンタエキス」が来ます。
先頭が「水」「BG」「グリセリン」のような成分で、特にエキス分の配合濃度の記載もないようであれば、プラセンタエキスの配合量は少ないと判断していいです。あまりに安いアイテムも警戒すべきでしょう。
また、「プラセンタエキス」の表示が、先頭ではない上位に記載してあっても、化粧品には1%以下の配合量の成分は、順不同で記載ができるルールがあるため、本当にプラセンタエキスの濃度が高いアイテムかを特定するのは非常に難しいです。その点、プラセンタエキスとしての配合量を明言しているメーカーの製品は信頼できると言えます。
② 「原液○○%」より「エキス配合量○○%」を確認する
「プラセンタ原液100%配合」と書いてあっても、その原液の中身がほぼ水ならプラセンタとしての働きはあまり期待できません。
「プラセンタエキスとして○○%配合」という表記があるものを確認してください。高濃度を期待するなら最低でも5%以上は欲しいところです。
+α 非加熱(生)プラセンタであれば更に期待大!
製造工程で高温加熱処理が行われると、プラセンタに含まれる成長因子(EGF・FGF・IGF-1・TGF-β1など)が熱によって変性する可能性があります (参考:Tansathien K et al., Pharmaceutics 2022)。
せっかくの栄養成分が破壊されてしまっては勿体無いので、今では、非加熱でプラセンタエキスの抽出を手がける原料メーカーも出てきています。そういった本質的かつ品質にこだわり抜いた原料が採用されている製品を選ぶことで、賢く、効率的に美肌を目指せます。
チェックリスト:本当に濃いプラセンタ美容液の見分け方
✅ 全成分表示の先頭に「プラセンタエキス」があると◎
✅ 「原液○%」ではなく「エキス配合量○%」が明記されている ※5%以上◎
✅ 非加熱(生)プラセンタ原料を使用している
実は、LOGOSKIN.のプラセンタ ピュアエッセンスは、上記すべてが揃った貴重な1本なんです!
✅全成分表示の先頭が「プラセンタエキス」
✅プラセンタエキスそのものを40%以上配合
✅非加熱(生)&無加水抽出プラセンタ採用!
プラセンタエキスには、EGFなどの成長因子が含まれることが研究で確認されています (参考:Ito K et al., Journal of Cosmetic Dermatology 2018)。 それらの栄養を最大限にお肌に活かすために、この処方に辿り着きました。
LOGOSKIN. プラセンタ美容液を最大限に活かす使い方
化粧水に混ぜて使う|1〜3滴が目安
LOGOSKIN.のプラセンタ ピュアエッセンスは、化粧水に1〜3滴混ぜて使う設計です。
化粧水に溶け込ませることで、お顔全体にプラセンタエキスを届けやすくなります。特に50代以上の年齢サインが気になり出した方に最適なアイテムです。
朝・夜どちらでも使える
刺激が少なく、朝晩どちらにも使用できます。シミ・たるみが気になる方は、夜の使用は必須。また、ピーリングやレーザーなど、肌に負担のかかる美容施術をした後、ダウンタイム中の肌ケアにも活用いただけます。
他の成分との組み合わせ
くすみが気になる方はビタミンCピュアエッセンスとの組み合わせがおすすめ。
ゴワつき・ハリ低下が気になる方はGG+ピュアエッセンスとの2本使いも有効です。
よくある質問
- Q. プラセンタ原液100%と書いてある製品は全部ダメですか?
- 「原液100%」の表記自体が悪いわけではありませんが、その原液の中身=「プラセンタエキス」の濃度と原液の濃度は異なるものだと理解することは大切です。全成分表示を見て、プラセンタエキスの表示位置を確認してみてください。
- Q. 全成分の先頭が「水」の製品は効果がないですか?
- 効果がないというのは誤解です。あくまで、高濃度原液に見せかけながら、プラセンタエキスの配合量が少ないアイテムもあるという例示でお伝えしました。化粧品のほとんどは、肌の水分を補うためのアイテムなので、「水」が全成分の先頭にくることは一般的なことです。
- Q. プラセンタ美容液はくすみやシミへの変化が期待できますか?
- 化粧品として「シミを消す」「美白」の効果効能は認められていません。ただ、肌の角質のゴワつきやバランスが整うことで、くすみが目立ちにくくなったと感じる方は多くいます。シミへのアプローチを重視する場合は、ビタミンC誘導体や、その他医薬部外品の美白成分との組み合わせが有効です。
- Q. プラセンタ美容液は毎日使えますか?
- はい。LOGOSKIN.のプラセンタ ピュアエッセンスは非加熱・無加水原料を使用した幅広い方に毎日お使いいただける処方設計です。敏感肌で心配な方は最初は1滴から様子を見ながら使用してください。
まとめ
「プラセンタ原液100%」は、プラセンタエキスが100%という意味ではありません。
原料の中身がほぼ水であれば、製品に含まれるプラセンタエキスはわずかしかない──これが業界の実態です。
本当に濃いプラセンタ美容液を選ぶなら、全成分表示を見てください!
プラセンタエキスが先頭に来ている製品は、試してみる価値ありです。
プラセンタのアンチエイジングケアをお探しの方へ、3つの方法でサポートします。
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著者情報

化粧品検定1級・特級コスメコンシェルジュ。
化粧品・調香の両領域でキャリアを積み、原料選定・処方設計・商品企画・薬事対応・販売促進まで一貫して担当。
スキンケア・健康食品分野でのOEM開発実績は1,000アイテム以上。
化粧品原料商社および化粧品製造会社の外部研究員を兼務。
現在は自社ブランドLOGOSKIN.の運営と、化粧品・健康食品領域の商品開発・薬事コンサルティングに従事。
編集方針
実務経験と化粧品研究の知見をもとに、成分理解を深めることを目的に構成しています。特定の効果効能を保証するものではありません。監修記事ではなく、実務経験に基づく一次情報の発信として執筆しています。
参考資料
- Ito K, Yamada R, Matsumoto N, Imamura T. "Evaluation of fibroblast growth factor activity exerted by placental extract used as a cosmetic ingredient." Journal of Cosmetic Dermatology. 2018;17(5):821-829. - PubMed
- Tansathien K, Suriyaamporn P, et al. "A Novel Approach for Skin Regeneration by a Potent Bioactive Placental-Loaded Microneedle Patch: Comparative Study of Deer, Goat, and Porcine Placentas." Pharmaceutics. 2022;14(6):1221. - PubMed